2016-01-01から1年間の記事一覧
後漢研究とプロソフォグラフィーに関する覚え書き 後漢研究において、特に戦後に顕著であるが、プロソフォグラフィー的方法論をとった研究が行われた。かかる手法が援用されるに至る前段階として、川勝義雄による、後漢魏初の門生故吏であったり名士*1のグル…
後漢官僚の一形態 後漢末、外任にあった官僚の中には、『後漢書』もしくは『三國志』、あるいはその両方に立傳されながらも、官歴のあやふやな者も多い。その理由はいくつか想定できるが、最大の理由は建安年間(おそらく最初期)に、許の獻帝もしくは荊州の…