NAKAMOTO Keisuke "Daily"

日記的な。公的な研究テーマは官僚制、私的な研究テーマは汝南袁氏(轅濤塗から袁世凱まで)。歴史学と政治学・経済学の境界を彷徨うための準備期間中です。ここで書いてる小ネタは、十年前の卒論の際の小ネタメイン。

汝南袁氏

汝南袁氏と弘農楊氏

汝南袁氏と弘農楊氏 ・四世三公 周知の通り、汝南袁氏と弘農楊氏とは「四世三公」など称される如く、四代にわたって宰相を輩出した家として知られる。一方で、この言葉だけが一人歩きして、実態とかけ離れた形での理解がなされてもきた。「四世三公」という…

定策の功

定策の功 定策の功とは皇太子が立てられていない間に皇帝が崩御した際、その後継者を選定するにあたっての「功」である。あるいは近世などでは、基本的に皇太子が立てられた時点で、皇帝権力の弱体化を意味するため、死の直前まで立てられず、皇帝が死の直前…

今日は何の日

周知の通り、『後漢書』本紀九「獻帝紀」や『後漢紀』巻二九「獻帝紀」建安七(202)年條に、 七年夏五月庚戌、袁紹薨。 と袁紹の命日が記されている。 かつて指摘した通り、彼の生沒年は本初元(146)年から建安七(202)年五月庚戌(二一日/6月28日)と考…